腹部CT検査

■【病状】
・腹部CT検査の実施

■【詳細】
本日は腹部CT検査だった。
CT検査を受けるのも初めてだった。
MRIと同様に、診察着に着替えてCTの機械に入るだけの簡単なものだった。
検査中に「息を吸ってください」「止めてください」「吐いてください」という指示があるので、その通りに行った。
MRIと違うところは、まったく音がしないことだった。
あっという間に終了し、本日は診察もなくそのまま終了。
入院に備えて、院内の施設を確認した。
まずは、お腹が空いたのでレストランへ・・・。メニューは、カレーかサンドイッチしかなかったので、カレーとアイスティーを注文。
レストランというよりは、小さなカフェといった感じだった。
その後、院内を見学。ATMもコンビニもあった。院外には近くにマツモトキヨシや100円ショップもあり、入院生活には申し分ない感じだった。
自分が入る予定の病室も見学してみたが、6人部屋なので1人ぶんのスペースがやや狭く、あまり色んなものを持ちこむと置き場所がなさそうなので、必要最低限にしないといけないなと思った。
ひととおり見学し終わったので、本日は帰宅。

■【気持ち】
CT検査を受け、万が一悪性で他の臓器に転移していなければいいな・・・と思った。
やはり、「悪性」「転移」「末期」というように、どうしても悪いほうに考えてしまい「死」を意識してしまう気持ちがあることは否めない。
ただ、こういう言い方は時に誤解を招くこともあるかもしれないが、自分自身は「死」に対する受け容れというものが、昔からある程度できているという認識があった。
それは、身近な人間が死んでしまうという経験が何度があったためかもしれないし、小さいころから身体があまり強くなく、客観的に自分はあまり長く生きられないかもしれないと思いながら成長してきたためかもしれない。
そのため、死に対しては、恐怖や混乱を感じるというよりは、静謐に受けとめ、残された日々でどう生きるかを模索していくべきだという気持ちのほうが強かった。
ただ、自分が死を受け容れられるからそれでいい、というものではなく、残された主人や家族、友人たちのことを思うと胸が痛んだ。
特に、主人と自分の母親に対しては、その衝撃はいかばかりかと思うと暗澹たる気持ちになった。
ただ、自分に今できることは何かと考えると、万が一のことがあったとき、本人がその事実を受け容れ、時間はかかっても自律的に解決し、ふたたびポジティブに生きてゆくちからを得られるように今から支援していくことなのではないかと、そう思った。
自分がいなくなったあとでは、周囲のかたに対するメンタルケアができない、ということが、自分にとっては非常につらい現実だと思った。