紹介先の病院受診

■【病状】
・紹介先の病院を受診
子宮筋腫の可能性もあるが、卵巣腫瘍のほうが可能性が高いため卵巣腫瘍と仮定してスケジュールを組む、とのこと。
《今後のスケジュール》
・本日:手術前検査
・1日後:腹部CT
・5日後:胸部CT
・7日後:家族同席で手術前説明
・14日後:手術

■【詳細】
紹介状を持って、紹介先の総合病院を受診。大きい病院で「産婦人科」が設置されていた。
先生は男性のかたで、とても礼儀正しく誠実なかたという印象を受けた。
あらためての内診があった。
その後、今までの検査結果と内診の所見を総合して、わかりやすく丁寧に説明をしてくださった。
以下、先生の説明を自分の記憶をたどって記述する。

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病気の可能性は2つあり、子宮筋腫の可能性と右の卵巣が腫れている可能性がある。
ただ、右の卵巣が見つからないためと画像等の感じから、子宮筋腫よりは卵巣の可能性が高いと考えている。
しかし万が一、子宮筋腫ができていて(大きいため)右の卵巣が隠れてしまっているという可能性もある(ので、認識としてもっていてほしい)。
病院としては、リスクの重いほうを想定したうえで治療を進めるので、今回は卵巣腫瘍を前提として今後のスケジュールを組む。
開腹して、卵巣の腫瘍だとわかった場合は、右卵巣は摘出することになる。
その場合、摘出した腫瘍は病理検査に出して調べる。
卵巣腫瘍には「良性」「悪性」「境界性」という分類のしかたがある。
その、どれにあたるかは病理検査の結果を待たなければならないため、現時点では診断が確定できない。
良性であれば、摘出して終わりなので10〜12日くらいの入院、および自宅療養ですむ。
悪性であれば、手術後に抗ガン剤治療などがはいるため、半年くらいの治療期間が必要となる可能性がある。
もちろん病状については、都度説明をする。

今後のスケジュールだが、手術は急いだほうがいいため、先生が空いているなかで一番早い日程(14日後)とする。
それに合わせて段取りを組んでいく。まずは本日、手術前検査を実施し入院予約を済ませる。
後日、腹部と胸部のCT検査が必要だが、同日にできないため2日間に分けて行う。
CT検査をする理由は、万が一、悪性だった場合を想定して、他の臓器に転移がないかどうかを調べるためとのこと。
現時点で可能性は低いが、検査結果によっては、緊急で手術しなければならなくなることもある。
手術前検査とCT検査の結果を踏まえ、実際の手術の説明を、家族同席で1時間〜1時間半程度かけて行う。

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こうした内容を、ゆっくり時間をかけて丁寧に説明してくださった。
お話をしているうちに、この先生だったら信頼してお任せしたい、ぜひ執刀していただきたいなと思った。

ただ、主人とセカンドオピニオンをもらったほうがいいよねと話し合っていたので、失礼かもしれないが話してみた。
「私としては、今お話を伺って、ぜひとも先生にお願いしたいという気持ちが強いのですが、主人からはセカンドオピニオンの必要性についてお話があり、もし可能であればMRIの画像を…(いったん返却していただきたい)」と伝えたら、快く返却してくださり、紹介状も、わざわざコピーをとっていただき原本のほうを渡してくださった。
先生はひとつの質問が終わるたび、
「あとは何か不安なことはないですか」
「聞いておきたいことはありますか」
など声をかけてくださり、そういったお心遣いがとても有り難かった。

ひととおり質問が終わり、診察終了。
先生の指示どおり、手術前検査にはいる。
採血、検尿、心電図、呼吸機能検査、胸部レントゲンと、通常の健康診断とほとんど同じであったので戸惑うことなくスムーズに終了した。

■【手続き等】
(1)提出した書類
感染症検査の説明・同意書(B型、C型肝炎・梅毒・HIV)
(2)病院からの書類
・入院案内
・入院誓約書
・個人情報保護の確認票
・患者さまの権利と責任について

■【気持ち】
手術までのスケジュールが決まったので、ほっとひと安心。
先生も、ゆっくり丁寧に説明してくださったので、安心感がありこの病院を紹介していただいて良かったなあと思った。
ただ、やはり「悪性」「境界性」だったら嫌だなあという不安な気持ちは、病理検査結果まで続くのだなあと思うと、それまでの間に気持ちが落ちてしまわないよう、ストレスマネジメントが必要だと思った。