手術後2日目

■【治療・症状】
[食事]
・朝食(全粥)⇒60%
・昼食(常食)⇒70%
・夕食(常食)⇒80%
・便通2回
[症状]
・傷口の痛み
・膣からの出血
・ひどい胃痛
[治療]
ロキソニン
ムコスタ
・点滴を外す
・入浴(シャワー)
・歩行練習(病棟内と院内コンビニ1回)
・洗濯(コインランドリー)

■【詳細】
夜中、バイタルチェックや尿意もあり、何度かお腹の痛みで目覚めたが、我慢できないほどではなく「手術後よりはまだマシだ」と思うようにした。
起きあがると胃痛と腹痛がダブルで襲ってきた。
起きあがりかたにはコツがあることがわかり、まず膝を立ててから、右手でベッドの端を強く握りしめ、左手で腰を支えながら起きあがる方法がスムーズだった。
入院前に読ませていただいた、どなたかの卵巣腫瘍治療のブログにも「先に膝を立てるとよい」というような記述があった気がする。あ〜、もっとちゃんと読んでおくんだった、ブックマークもしておくんだった…と後悔。
ただ、人によってラクな姿勢や方法に違いはあるかもしれない。
朝食は6割食べることができた。
看護師さんに、胃痛がひどいため胃痛薬を増やしてもらえないか相談した。
そして昨日、主人の上司から差し入れでいただいた『きょうの猫村さん』を読んでみたら、面白くてどっぷりハマってしまう。ほのぼのながら、笑いあり、涙あり、ヒヤヒヤあり…でもどれもが重すぎず、入院しているときにピッタリ!
さすが仕事ができると評判の次長さんだなぁ〜と思いながら1巻読み切ってしまう。
昼食までのあいだに、歩く練習をした。まずは、軽く病棟内の廊下を1往復。
やはり傷口が痛む…。
同じ階に産科もあり、妊婦さんも入院されている病棟だった。お母さんに会いにきたお子さんたちが走り回っており、普段はカワイイと思うのだが、この時ばかりは“うぅっ、頼むから、ぶつかってこないでくれよ…”と、ちょっぴり狼狽。
昼食の時間になり、7割くらい食べることができた。
ちょうど主人がきてくれて、一緒に食事した。たった4日ぶりぐらいなのだが、久しぶりに一緒に食べた気分…。主人の顔を見ることができて元気が出てくる。
午後、入浴(シャワー)のため、いったん点滴を外せることになった。
点滴針は刺したまま、テープとラップでグルグル巻にしてお風呂へ。
やはり、点滴を外すと途端に自由の身になった気がして、ものすごい解放感。
シャワーは傷口にしみるのではないかとドキドキだったが、まだテープを貼っているため、シャワーによる痛みはほとんど感じなかった。
髪が長くベトベトしてきていたこともあり、2日ぶりにシャワーに入れて爽快だった。
お風呂からあがってから、院内のコンビニまで歩いてみた。下着のゴムがちょうど傷口に当たって痛いため、医療用の下着を探しに行ってみたら、ガーゼのがあったあった。
レジまで持って行くとレジのかたに「手術後なら、みんな“いい”って買っていく下着があるわよ」と違う種類のものを薦められたので、迷ったが薦められたほうを購入。
戻って履いてみると、ウエストまでゴムがあり生地もやわらかくて、手術後にはちょうど良かった。
その後、調子が乗ってきてコインランドリーへ洗濯に。
母もお見舞いにきてくれた。お花と水筒と髪ゴムの差し入れをいただいた。
お花を見て一瞬びっくり、エーッ、根付きではないか!でも「根付きではない」と言うので見てみたら、スポンジのような苗床にお花がささっていた。
水筒と髪ゴムは、自分も似たようなものを持ってきていたため御礼を言って持ち帰ってもらう。
昼間張り切りすぎた疲れも出てきたので、夕食前においとましてもらった。
その後、また点滴が再開された。自由の身から一瞬にして囚われの身になった気分…。点滴でこんなにモチベーションに変化があるなんて。
夕食は8割食べることができた。
看護師さんが胃薬の件で説明しにきてくれる。どうしてもつらかったらムコスタは1日4錠でもよいとのこと、食後ムコスタロキソニンを服用し、寝る前にムコスタをもう1錠服用してもいいと言ってくれた。
夕食後、あっという間に点滴が終わり、点滴針ごと外しても良いことに!またもや自由の身となり、モチベーションがあがる。
そして盛り上がったところで、もったいないと思いつつ『きょうの猫村さん』2巻を読んでしまう。2巻はかなりディープな(?!)ところまで猫村さんが食い込み、ますます面白くなってきた…。
眠る前にロキソニンを飲み、胃痛もだいぶ和らいだので、この調子でグングン回復していけばいいな…と思いながら安らかな眠りについたが、ほどなくしてその幻想は打ち破られることとなった。