退院後3日目

■治療・症状

[症状]
・傷口の痛み
・膣からの出血

[治療]
マグラックス(1回)
・料理
・歩行練習(買い物)

■【詳細】
今朝から、尿に血が混じる症状はほとんどなくなる。
傷口も目に見えて良くなっていき、抜鉱したあとのポツポツもどんどん癒えていった。
ただ、歩いたり動いたりすると相変わらず膣からの出血があるが、入院していた頃よりも確実に量は少なくなっている。
日中は主人が車を出しくれたので、近くの大型スーパーに買い物へ。
傷口にゴムが当たらないように、LLサイズ・綿100%のショーツを4枚買い足す。
うっ、このような、とても年齢の高いかたが買うイメージのベージュ色のショーツ(主人に言わせると“オババパンツ”)を履くことになるとは・・・しかも、いつもはSサイズなのだが、痛そうなのでLLサイズにしてしまった・・・。
主人がネタにして笑ってくれるタイプで良かった。こういうのを嫌がる男性のかたもいらっしゃるので、うちの主人で本当に良かった・・・。
帰宅して夕飯を作る。病院食を参考にして、栄養バランスを考え、仕事していたら絶対にできないくらい一品ずつ時間をかけて作った。う〜ん、やはり退職すべきか・・・。
夜に、最大の恩師からお電話をいただいた。心配してくださっていたとのこと、お話を聴いていただいてとても嬉しかった。おめでたいお話なども聴くことができ、大変有り難いお電話であった。
本当に、健康に支障をきたしたときは、人とのつながりというものが有り難く、あらためてその大切さが身にしみるものだと感じた。

退院後2日目

■治療・症状
[症状]
・傷口の痛み
・尿に血が混じる

[治療]
マグラックス(2回)
・料理
・歩行練習(買い物)

■【詳細】
食事はもうすっかり通常の状態に戻ったため、今日からは記録しないことにする。
症状は傷口の痛みや、尿に血が混じるなどが残ってはいるが、特に気になるほどではない。
ただ、変な体勢を取ったり、大笑いしたり、食事をしてお腹がふくれたりするとお腹が痛むのが気になる程度。
お風呂上がり、傷口から膿のようなものが出てきて、ややかゆみを感じるようになる。転んで足をすりむいたときの治り方とほとんど変わらず、治っている証拠なので嬉しかった。

日中は主人とテレビを観ながら、いつもの休日と同じように、まったり&ラブラブで過ごす。いやあ〜、幸せだなあ〜と改めてしみじみ。
夕食は主人が「胃に優しいように」とシチューを作ってくれた。う〜ん、美味しい・・・。病院には申し訳ないけれど、病院食よりも何倍も美味しく感じるのは、愛情が入っているからだろうか?!

退院後1日目

■治療・症状
[食事]
・朝食⇒100%
・昼食⇒100%
・夕食⇒100%
・便通1回

[症状]
・傷口の痛み
・尿に血が混じる

[治療]
マグラックス(1回)
・掃除、洗濯、料理
・歩行練習(買い物)

■【詳細】
久しぶりの自宅だったので、ぐっすりと眠れた。目覚めも快適で、一気に良くなった気分。
ムコスタマグラックスも、今日から投薬しないことにする。
午前中に今までの洗濯と、家の掃除をした。掃除はあまり無理できないので、軽くハタキをかけてざっと掃除機をかける程度にする。
午後から実家の母がきてくれて、スーパーへの買い出しを手伝ってもらう。
どれくらい持てるかわからないので、母が居てくれてとても心強かった。スーパーには出張用の小さいほうのスーツケース(下に車がついていてコロコロ引っ張れる)も持って行った。調子に乗って食材を、スーツケースいっぱいと、レジ袋2袋分も買ってしまった。
私はコロコロを引っ張り、母は2袋持ってくれた。なんだか老いた母にたくさん持たせてるみたいで、見た目が非常に悪い・・・。
そのうち、コロコロを引っ張っているとお腹が変な風によじれて、いよいよつらくなってきたので、なんと母にスーツケース+2袋持たせるという驚愕の事態に!ご、ごめんなさい、お母さん・・・。母娘の役割が完全に逆転ではないか。心苦しいので、いかにも具合が悪い風にお腹を押さえながら歩いて帰ってきた。
今回、解ったことは「ひとりで行くなら、買い物はレジ袋1袋くらいにしておくべし」ということだった。
しかし、ひととおりの買い出しができたのでとても助かった。

夜になって、やはり便通の調子が悪いのでマグラックスを飲んで眠った。

手術後7日目〜退院〜

■治療・症状
[食事]
・朝食⇒100%
・昼食⇒100%
・夕食⇒100%
・便通1回

[症状]
・傷口の痛み
・血尿

[治療]
ムコスタ(3回)
マグラックス(3回)
・歩行練習(院外・病棟内)
・入浴
・退院

■【詳細】
本日はいよいよ待ちに待った退院。病院食も最後だと思いながら朝食を完食。
同日に入院したかたも本日退院とのこと。お互いにお大事にしましょうと言って別れる。
10時30分ごろ、主人の家族に車で迎えに来ていただく。主人にとっての叔父様・叔母様までいらしてくださってサプライズに感動した・・・!
車で自宅まで送っていただく。やはり車はラクなうえに、実家は相当な高級車なので揺れを感じず、乗り心地も最高・・・本当に有り難いことだと思う。
あっという間に自宅に到着。誰もが感じることだと思うけれど、やっぱり自宅が1番・・・長期出張から帰ってきたときの嬉しさと比べ物にならないくらい嬉しい。
久しぶりに自分のベッドに横になると、あまりの気持ちよさと安心感でぐっすり眠ってしまった。
昼食も夕食も主人が作ってくれた。な・なんて良い旦那様なのだろう。今日はお言葉に甘えてゆっくりすることに。

手術後6日目

■治療・症状
[食事]
・朝食⇒100%
・昼食⇒100%
・夕食⇒100%
・便通1回
[症状]
・膣からの出血
・傷口の痛み
・血尿
尿道にキーンとした痛み

[治療]
ムコスタ(3回)
マグラックス(3回)
クラビット(1回)
・採血
・歩行練習(院外・病棟内)
・入浴
・退院を決める内診
・抜鉱(ホチキスを抜く)

■【詳細】
昨夜は、入院して1番によく眠ることができた。
朝、採血をした。
朝食は完食。尿道のキーンとした痛みや血尿、食後の苦しい膨張感を除けば、ほぼ普通の状態。
ただ、体温の上下が激しくなってきていて、普段はいつもどおり寒がりなのだが、食後など何かの拍子に一度暑くなるとなかなかおさまらず、こんなことは初めてである。手術後でバランスが狂っているだけならいいんだけどな。
それにしても日に日に体調が良くなっていくのが嬉しい。
昼食も完食し、歩行練習などを行う。
夕方、先生から突然「(退院を決める)診察しましょう」と言われて、内診があった。状態は良いということで、24(金)の退院でOKとのこと。おぉ〜!もともとの退院予定日は25(土)だったので、突然早まってびっくりした。
その後、看護師さんから退院後の生活についてのレクチャーをしていただいた。
いただいたプリントを見ると、膀胱炎症状や便秘は手術後に出る症状と書いてあったので、まさにこれだったんだと思った。
主人に電話をして、24(金)に退院の旨を伝えると、車と仕事の関係があり25(土)のほうが望ましいとのこと。看護師さんに事情を伝えると、先生から「23(木)でいいよ」とのお話!えーっ、明日でいいんですか?と驚き。
気持ち的には、もちろん一刻も早く退院したいけれど、まだ身体が本調子ではないので、何かあればすぐに対応してくれる病院から退院するのは、ちょっと不安に思う。
ともあれ、自宅に帰れるのは嬉しい。
夕食前に「抜鉱」と言って傷口のホチキスを抜くことに。数えてみると、ホチキスは15本入っていた。
絶対に痛いのだろうとビクビクしていたが、実際は先生のおっしゃるとおり「毛抜きみたいな痛み」しか感じなかった。先生のやり方が上手だったのかもしれない。
抜鉱のあとの消毒が痛そうだと思っていたのだが、現在は「消毒をすると良い菌も殺してしまうため、消毒はしない流れになっている」とのこと。た、助かった・・・。
お腹にホチキスがなくなると、びっくりするくらい身体が軽くなり、突っ張り感も少なく、動作もラクになった。
夕食も完食し、さっそく退院準備で荷物をまとめた。

手術後5日目

■治療・症状
[食事]
・朝食⇒100%
・昼食⇒100%
・夕食⇒100%
・便通2回
[症状]
・夜通しの尿意(膀胱炎で投薬したクラビットの利尿作用によるものと思われる)
・膣からの出血
・傷口の痛み
・血尿
尿道にキーンとした痛み

[治療]
ムコスタ(3回)
マグラックス(3回)
クラビット(1回)
・歩行練習(院外・病棟内)
・入浴
■【詳細】
膀胱炎で投薬したクラビットの利尿作用だと思われるが、夜通し御手洗いに行ったりきたり。昨日から同室のかたも増えたのだが、みなさん静か〜に寝ているし、手術を控える身なのでなるべく起こさないよう、ぬきあしさしあし。
朝になって起きてみると、イヤ〜な膨張感はなくなっていて、「う〜ん、今までの膨張感は膀胱炎だったんじゃないの?」という感じ。まぁ、良くなったからどちらでもいいか。
胃痛もムコスタをコツコツ飲み続けたおかげか、だいぶ改善し、ほぼ傷口の痛みを残すだけになったらずいぶんと身体が軽くなった。
ベテラン看護師さんにも「だいぶ歩けるようになったわね」と声かけしてもらい、嬉しくなる。
手術後初めて、朝の光と窓からの景色を満喫…。
朝食を完食し、歩行練習。病棟内をひととおり歩いてから、今日は初めて病棟を出て、病院のお庭を歩いた。
外の空気を吸うのは7日ぶりになるのだろうか。まだまだ残暑がこんなに厳しかったとは。お庭の木陰がありがたい。
戻って談話室で休憩していると、同日に手術だったかたから話しかけていただいた。彼女は腹鏡腔手術だったため、お話を伺っていると開腹よりは痛みの負担が少なかったようだったが、術後の痛みや気持ち悪さはやはりあったとのこと。
手術となると、楽なものはないんだなぁ〜としみじみ思った。
昼食も完食したが、やはり歩き回ったあとは膣からの出血が。
念のため、少し身体を休めることに。ちょうど昨晩眠れなかったので、午後はお昼寝をした。
夕方、主治医の先生が簡単な問診にいらしてくださった。
症状を話したところ、歩くと膣から出血するというのは今回の手術とは関係ないとのこと…。
診察のときにもう一度診てくださるとのことだった。
その後、初診からずっと診てくださっている先生がいらしてくださった。
血尿に関しては、細菌に感染(いわゆる膀胱炎ということだろうと思う)というよりは、手術時の尿管の影響ではないかとのこと。クラビットは服用してもいいと言ってくださった。
膣からの出血に関しては、今回は子宮をいじっていないので(手術による直接の)関係性はないだろうと。手術時ちょうど生理だったので、それが長引いているか、または手術時に黄体ホルモンを取っているので、生理がくることがあるのでその影響かもしれない(実質、次の生理がきたということだろうか)とのことだった。
いずれにしてもそんなに心配しなくてもよさそうだったので、安心した。
執刀してくださった先生方は、術後から土日祝を抜かして毎日様子を聴きにきてくださるので、とてもありがたいと思った。
特に初診のときの先生は分かりやすく優しく説明してくださるので、ご説明いただけると安心する。
この病院を紹介していただいて良かったなあと思った。

手術後4日目

■治療・症状
[食事]
・朝食⇒100%
・昼食⇒100%
・夕食⇒ 90%
・便通2回
[症状]
・明け方、腹痛で目覚める。
・ひどい膨張感。
・傷口の痛み
・右脚の付け根に近い下腹部の内部がチクチク痛む
・膣からの出血
・血尿
尿道か膣にキーンとした痛み

[治療]
ムコスタ(3回)
マグラックス(3回)
クラビット(1回)
・歩行練習(病棟内・院内コンビニ)
・入浴
・洗濯
■【詳細】
午前3:30頃、またも腹痛に襲われて目覚める。ひどい膨張感。
お手洗いへ行くが便通はなし。
50分くらい苦しんで、再度就寝。
朝、目覚めたときに便通があり少しラクになる。朝食は完食。
朝食後、再度便通あり。ただ、腹部膨張感はなくならず…。
病棟では、月曜はシーツ替えの日らしく、シーツを替えていただき病室の窓を開けて換気してくれた。
ずっと、換気したいと思っていたので嬉しかった。
血尿が出たのでもしやと思い、院内コンビニに行って、膀胱炎予防でお風呂用に石鹸を買っておく。(年に数回、膀胱炎になるため)
その後は、ひたすら歩いて身体を動かすが、歩いていたら、右脚の付け根に近い下腹部の内部がチクチク痛むようになってきた。
膣か尿道かハッキリしないのだが、たびたびキーンとした痛みが起こる。
昨日から少しずつ気になっていたのだけれど、ひどくなってきたし、いったん治まってきた膣の出血がまた派手に再開されたので、看護師さんに伝える。
食事前に主人がきてくれた。連日本当にありがたいことだ。顔が見れて元気が出てくる。面白そうなテレビの話をし合う…早くいつものように一緒に観たいなあ。
主人の元気パワーで昼食も完食。
午後は入浴や洗濯など。右脚の付け根に近い下腹部の痛みと出血が心配だったので、無理に歩行練習はしないことにして部屋で休む。
夕方、先生が回診にきてくれた。初対面の女性の先生だった。
血尿に関しては「手術時に管を入れたこともあり、まだ4日目なので出血することもありえる、様子を見てひどくなったら言ってください」とのこと。
下腹部の痛みに関しては、触診をしてくださり「もし炎症を起こしていれば硬くなったりするが、今はやわらかいようなので、痛みが増していくかどうか様子を見てください」とのことだった。
いずれにしても様子見の状態なので、明日も1日このまま経過を見ようと思う。
お腹を切った傷口自体は日に日に良くなり、痛みはあるが耐えられないものではない。
何より、目に見える外傷であることが大きく、痛くても「当然だよねえ」という気持ちが働き、そんなに負担にはならない。
それに対して、体内の痛みや出血は目に見えないぶん、原因がハッキリわからなくてモヤモヤした気持ちになってしまう。
それもまた、致し方ないことなのかもしれない。
夕食は、敬老の日ということでお赤飯が出た。お赤飯はあまり得意でないうえに、消化も悪そうだったため、少し残してしまった。
食後、いよいよ血尿が本格的になってきたので、看護師さんに膀胱炎になりやすい体質であることを伝え、クラビットを処方してもらえないかどうか相談。
看護師さんは「その症状はまさに膀胱炎ですね〜、とりあえずお水いっぱい飲んでください」とのこと。「薬は明日になってしまいますよね?」と聞いたら「今から先生を掴まえにいってきます」と頼もしい言葉。おぉ、有り難や…。
院内コンビニに行ってペットボトルを2本買いにいき、しばらく病室にいると先ほどの看護師さんが、処方されたクラビットを持ってやってきてくださる!
なんと、入院2人目の天使あらわる…!!
御礼を言って、さっそくクラビットを飲み安心する。やれやれ、次から次へと…。
(;´Д`)←こんな気持ち。
まあでも膀胱炎になったのが病院で、さらに親切な看護師さんの当番の日に当たって良かった。これが家だったら、明日の診察時間まで待たねばならなかったし、無事クラビットも貰えたから、よしとしよう。